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第九段茂里車庫
今回から新シリーズ”これが車庫だ!”も兼ねた第九段は茂里町車庫のお話です。
前回、第八段・茂里町地区の路線沿い、現在の長崎バス茂里町車庫前、パチンコ屋駐車場とダイハツ長崎本社(2005.10現在建設中)のあたりに創業当時に茂里町車庫なるものが存在しました。
茂里町車庫の歴史
大正 4年11月16日 開業と共に運用開始
大正 5年 2月 1日 敷地内に本社開設
大正10年 5月23日 火災により全焼
大正10年 9月 仮再建
大正11年 3月24日 馬町車庫開設
昭和 3年11月 車庫を鉄筋コンクリートで再建
昭和 9年11月15日 本社馬町に移転
昭和12年5月1日 蛍茶屋車庫開設に伴い閉鎖
昭和31年 8月31日 土地を完全売却
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広域図はこちらをご覧ください。マークが茂里町車庫のあった場所です。
茂里町車庫は上記図のブルーの部分にありました。鉄道院浦上駅停車場構内の一部を払下げを受けて建設され、計画当初は10本の大車庫でしたが、やや縮小され側線7本で誕生しました。
大正10年5月23日に車庫付属の工場より出火し全焼しましたが、仮復旧、その際側線が6本に変更され、昭和3年11月に車庫を鉄筋コンクリートで再建完成しました。
昭和12年3月蛍茶屋車庫竣功に伴い1月より工場移転を始め、車庫は5月1日に解体され、蛍茶屋車庫は10月に完成した。
その際敷地の大分部を橋本商会に売却、一部を工夫詰所を残すのみになり、(工夫詰所は後に電気土木出張所になる)
昭和31年8月31日に土地をすべて売却し、出張所は西町車庫内に移転しました。 現在車庫の跡地は国道・ピースパーク目覚町店(パチンコ店)の駐車場、ダイハツ長崎本社等になっています。 (資料提供:梨森氏)
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